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04:飛行機のライト

 旅客機にも車と同様に(車よりももっとたくさんの!)ライトがついています。夜空を飛んでいる飛行機を見ても分かるように、赤・緑・白と色々なライトを点灯・点滅させています。たまに車でも 青や黄色といったような派手なライトをつけて走っているのを見かけますが、旅客機のライトはそのような飾りではなく安全に飛行するために必要なものばかりです。 ではひとつづつ、その役割を見ていくことにします。
 まず、旅客機には次のようにライトが装備されています。
旅客機のライト

衝突防止灯

 胴体の上下に取り付けられている赤色の閃光(せんこう:瞬間的に発する光)灯で、航空機同士の衝突を避けるために取り付けられています。ビーコンライトとも呼ばれることがあります。

航空灯

 航空等は水平尾翼・主翼の両端につけられています。水平尾翼のそれは左右とも白色灯、主翼のそれは左が赤色灯、右が緑色灯になっています。 左右で色を分けるのは、その航空機が進んでいる方向が分かるようにするためです。例えば前方左側に緑色等、右側に赤色灯のついている飛行機があれば、 その飛行機はこちら側に向かっていることになります。主翼の先端には白色のストロボもついています。これは衝突防止のためにつけられているライトです。

タクシー灯

 前脚についている白色灯で、タクシング中に誘導路(タクシーウェイ)を照らすためのライトです。飛行中は脚は収納されているので、このライトが使われることはありません。

着陸等

 主翼の付け根付近に前方を照らす形で取り付けられている白色灯です。これは離着陸時に滑走路を照らすためのもので、飛行中にこのライトが使われることはほとんどありません。

ロゴ灯

 水平尾翼の上面に取り付けられている白色灯です。これは垂直尾翼に描かれた航空会社のロゴを照らすためのライトです。

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